n

TOMOHISA YAMASHITA LIVE TOUR 2018 UNLEASHED-FEEL THE LOVE-

今年も山下くんのライブは何もかも最高だった。

演出も歌声もパフォーマンスも毎公演ほぼ変わらない内容をお届けしてくれる可愛くて平和なMCもグッズも言わずもがな顔も。

そんな中、驚異的なセットリストに痺れた話。

特に冒頭とラスト2曲は天才的だった。

 

①UnleAsHed
10月の大阪公演の時はまだアルバム曲の詳細は未発表。そもそもただ単にライブのOP演出として捉えていた為、3分以上ある映像と山下くんから繰り返し発せられる呪文のような英文に「え、OP長くない?!」と若干戸惑う。けどかっこいい。

 

アルバムリリース後、単なるOP演出ではなかった事を知り、それまでの"曲"の概念をぶち壊す構成とその囚われない姿勢、メッセージに更に戸惑う。かっこいい。

 

山下くんが掲げるスローガン「UNLEASHED」をド頭からストレートにぶつけてくる事で、はじめまして状態でも一気にその世界観に引き込まれる。まさに起承転結の起。

 

横アリオーラス後、なんならこのツアーを通して1番伝えたかった事はここなんじゃないかとさえ思えてきた。その後の曲も演出も全て「UNLEASHED」の1例にすぎなくて、解放の仕方も捉え方もそれぞれなんだよっていう。それ程、インパクトのあるOP1曲目だった。

 

②Tokyo Sinfonietta
2011年SGSB、2013年A NUDE、2016年FF、披露する度に更新され虜になるみんな大好きシンフォニエッタがまさかの2曲目。序盤の中の序盤という衝撃。

 

おそらく山下くんも少なからずファンにとってシンフォニエッタがどの位置にいるか認識しているはずで、尚且つFFシンフォニエッタが忘れられなくて定期的に送り続けた円盤化要望がようやく実現し、またシンフォニエッタ熱が再熱するであろうこのタイミング。攻めてるのか深い意味はないのか何なのか。

 

なんにせよ、前回あれだけの世界観を完成させたシンフォニエッタをあっさり序盤に持ってくる潔さ。強い。めちゃくちゃ強くてかっこいい。

その潔さに誰よりも山下くん自身が山下智久のステージ、曲の世界観に囚われていないんだなーと感服した。ブレない芯があるからこそ出来ること。かっこいい。痺れた。

 

そんでもって、(横アリ公演のみ)前回のOP曲『LET IT GO』をラストに持ってきたこと、しかもオーケストラと融合させるという想像の斜め上をいく演出。クラシックな音色と縦横無尽に色付くレーザーを浴びながら歌い踊る姿は本当に圧巻だった。あっぱれ。

 

山下くんはステージに立てることは自分自身で勝ち取った特権だと言ってる。

そんな特権を最大限に活かしたUNLEASHED本編ラストの曲は『With You』

あれだけ壮大で圧倒的なステージを披露しておいて最後に"君が思うより君は特別さ"なんて最大級に存在を肯定してくれる。

こんなに力強くて優しくて穏やかな世界があるのかとボーッとしてしまう。

 

初のソロコンサートSBSから9年経ってなお、こんなにも新鮮に心揺さぶられるステージが観られるなんて、幸せに思う。

この先どんな景色を観せてくれるんだろうと楽しみに思う反面、怖くもある。

そのとどまることなく広がる世界観は後輩でなくても多少の恐怖を感じる程。

 

僅か2時間という時間で山下くんの可愛さに笑い、言葉にならない程の感動に涙し、圧倒的な演出に驚き、これでもかという程感情を揺さぶられる。

 

私にとって山下くんのライブこそ、全てから解放され、ただ素直に感情を感じられる場所だと再認識した。まさしくUNLEASHEDな世界だった。

 

また山下くんのインプットが完了次第、その世界に触れさせてほしいなーと思う。

 

山下くん、全33公演お疲れ様でした!